認知症とは

1. 認知症とは、脳の神経細胞が障害されることにより、記憶力、判断力、理解力、計算力、言語能力、注意力、見当識

  などの認知機能が低下する病気です。

 

2. 認知症の原因

  認知症の原因は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

  ・脳の神経細胞が徐々に死滅していく「脳変性疾患

  ・脳の血管が詰まったり、破れたりする「脳血管障害」

  ・アルコールや薬物、栄養失調などの影響

 

3. 認知症種類

  認知症には、以下の6つの主要な種類があります。

  ・アルツハイマー病

  ・レビー小体型認知症

  ・血管性認知症

  ・パーキンソン病性認知症

  ・混合型認知症

 

4. 認知症の症状

  認知症の症状は、認知症の種類や進行度によって異なります。

  ・記憶障害(物忘れ、見当識障害)

  ・思考力や判断力の低下(判断力障害、実行機能障害)

  ・言語能力の低下(失語、失認)

  ・注意力や集中力の低下

  ・感情のコントロールが難しくなる

  ・幻覚や妄想

 

5. 認知症の診断

  認知症の診断は、以下の3つの方法で行われます。

  ・問診

  ・神経学的検査

  ・画像検査

 

6. 認知症の治療

  認知症の治療は、根本的な治療法はありませんが、症状の改善や進行を遅らせるための治療が行われます。

  ・薬物療法

  ・リハビリテーション

  ・生活指導

 

7. 認知症の予防

  認知症の予防には、以下のことに気をつけることが大切です。

  ・バランスの良い食事と適度な運動

  ・禁煙・節酒

  ・ストレスを溜めない

  ・脳を活性化させる

 

8. 認知症の介護

  認知症の介護には、忍耐と根気が必要です。

  ・本人の意思を尊重する

  ・具体的で簡潔な指示をする

  ・感情的にならず、落ち着いて接する

  ・介護者の負担を減らす

 

9. 認知症の支援制度 

   認知症の人は、以下の支援制度を利用することができます。

  ・介護保険

  ・高齢者福祉制度

  ・障碍者福祉制度

 

10. 認知症の啓発

   認知症は、誰もがなり得る病気です。認知症に対する正しい理解と知識を広めることで、早期発見・早期治療

   につなげることができます。

  ・認知症の人と接する時の心構え

   認知症の人は、自分の意思や考えをうまく伝えられなかったり、感情のコントロールが難しくなったりします。

   そのため、以下のようなことに気をつけながら接することが大切です。

  ・本人の意思を尊重する

  ・具体的で簡潔な指示をする

  ・感情的にならず、落ち着いて接する

  ・介護者の負担を減らす

 

認知症は、本人だけでなく、家族や周囲の人も大きな負担となる病気です。しかし、正しい知識と理解を持って接すれば

本人の生活の質を向上させ、家族や周囲の人も安心して暮らすことができるようになります。

安西番町地域包括センター

静岡市認知症ケアー推進センター                                       


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